ホストクラブの定番シャンパン「ドンペリ」の種類と値段をご紹介
高級シャンパンと言えばドンペリ!
みなさんはシャンパンと言えば 何を思い浮かべますか?一番多いのがドンペリニヨン(通称ドンペリ)ではないでしょうか?
ドンペリはパーティや特別なイベントなどのお祝いとして飲まれることも多いですが日本でのイメージはホストクラブといった夜の業界での高級イメージも強くあると思います。そんなドンペリについて詳しくご紹介していきます!
目次
1.ドンペリニヨンの歴史2.ドンペリニヨン 白
3.ドンペリニヨン ロゼ
4.ドンペリニヨン P2
5.ドンペリニヨン エノテーク
6.ドンペリニヨン レゼルヴ ドゥ ラ ベイ
7.ドンペリニヨン P3
8.ドンペリニヨン マグナム
9.ドンペリニヨン ジェロボアム
10.ドンペリニヨン マチュザレム
11.ドンペリニヨン 限定品
12.最後に
17世紀に「シャンパーニュの父」ことドン・ピエール・ペリニヨンが始めたワイン造りから生まれたのがこのドンペリニヨンです。
作況の良い年に収穫されたブドウのみを使用しドンペリニヨン(白)で約8年という長い時間を熟成に費やします。まさに、シャンパンの王様というべき存在ではないでしょうか。
シャンパン、中でもドンペリは高いといったイメージをお持ちの方も多いと思います。ですが、製造のこだわりや熟成年数の長さを知ると、何故その値段になるのかがわかると思います。
また、「シャンパンってまずい…。」「辛いだけじゃないの?」「美味しくなかった。」そんな経験をお持ちの方も多くいらっしゃると思います。
まだドンペリを飲んだことがないという方には機会があればぜひ一度口にしていただきたいです。一口飲めばその芳醇な風味に感銘を受けることでしょう。
ドンペリと言えば皆さん想像されるのが王道でスタンダードなドンペリニヨン(白)ではないでしょうか。
良い年のブドウのみを使用して作られるという強い信念のもとに生み出される最高クラスのシャンパン。その最もベーシックなものがこのドンペリニヨン(白)です。
職人の熟練の技術と経験が造り上げたドンペリは芳醇な風味とフルーティーな甘さの中に少しエッジの効いた辛口の風味があります。その余韻はまさにシャンパンの王様、といったところ。
アルコール度数:12.5%
ドンペリニヨンロゼは、バブル期にピンドンと呼ばれ、高級なシャンパンの代名詞のように有名なお酒となりました。
ドンペリ(白)との違いはと言いますと、まず、作り方に違いがあります。ロゼはピノ・ノワール種のブドウの色味を活かし、淡いピンク色をしています。
また、ドンペリニヨン(白)の熟成年数8年ほどと比べ、ドンペリロゼはそれより4年ほど長い12年の年月を地下のセラーで熟成されます。その長い熟成期間に、ブドウの渋みなどの風味にも変化が起こり、最上の深みを生み出します。ラベルやシャンパン自体のピンク色が可愛いため、女性にも人気があります。
アルコール度数:12.5%
ドンペリP2の「P2」とはプレニチュード 2、すなわち2度目の熟成のことを指します。16年という期間を経て、2度目の熟成のピークを迎えたのが、このドンペリニヨン P2なのです。
ドンペリP2はライムツリーの華やかさ、フルーツの香り、リコリスの独特な香りを感じることが出来ます。16年という歳月がもたらす重厚な味わいは、高級なシャンパンの本質ともいえるのではないでしょうか。
アルコール度数:12.5%
ドンペリニヨン エノテークという名前にあまり聞き覚えの無い方もいらっしゃるのではないでしょうか?それもそのはず、現在ドンペリエノテークは製造されていないのです。
ドンペリ、ドンペリロゼ、ドンペリエノテークをそれぞれ白ドン、ピンドン、黒ドンなどと呼び、親しみのあったエノテークですが現在は同じような製造方法のP2に取って代わっているようです。
お値段はと言いますと、もう製造されていないだけあり、値段が高騰しているものも数多く見受けられます。どうしてもエノテークが飲みたいという方は、探してみる価値はあるかもしれません!
アルコール度数:12.5%
ドンペリゴールドという方が聞き覚えがあるかもしれません。何と熟成期間20年という長い時間をかけて作られたとても貴重なシャンパンです。
シャンパンの父と言われるドンペリニヨン氏と、発祥の地となった修道院から名付けられたドンペリニヨン レゼルヴ ドゥ ラ ベイ(ドゥ ラ ベイとは修道院の意)はまさにドンペリの中のドンペリ。他のドンペリと同じように辛口ではありますが、フルーツの香りが強く、濃厚な風味を味わうことが出来ます。専用の木箱に入っており、それだけでも高級な雰囲気を醸し出します。
残念ながら現在は製造されていない為、在庫を抱えているお店でしか購入することが出来ません。高額なお酒になりますので、ホストクラブやキャバクラなどでは、まだ在庫を保持しているというお店もあるかもしれません。どうしても飲みたいという方は探してみるのも良いかもしれませんね。
アルコール度数:12.5%
P2の時にご説明しましたが、ドンペリP3の「P3」とはプレニチュード 3、すなわち3度目の熟成のことを指します。2度目の熟成からさらに約10年ほど熟成を続け、25年以上のものがプレニチュード3と言われるこのドンペリP3です。
25年の歴史を物語るような芳醇さがあり、まろやかでフルーツの風味を感じられる、とても貴重なシャンパンです。長期熟成できる良質なブドウが必要なため、熟成期間だけを見てもとても希少なものとわかりますね。
アルコール度数:12.5%
ドンペリマグナムの内容量はドンペリ2本分の1500mlとなっています。中身はラベルと同じものとなっていますので、マグナムというシャンパンの種類があるわけではなく、大きさが違うグレードとなります。
ただ、ドンペリを2本買うよりも割高となっていますので、飲むことよりもパーティやシャンパンタワーなどで楽しむためにあると考えたほうが良さそうです。
アルコール度数:12.5%
ドンペリジェロボアムの内容量はドンペリ4本分の3000mlとなっています。ここまでくるとかなりでかい…といった印象です。
こちらもマグナムと同じく中身はラベルと同じものとなります。ただ、製造年がとても古いものが多く、希少価値が高いため市場価格もとても高くなっています。目にするだけでもレアな一品。
アルコール度数:12.5%
ドンペリマチュザレムの内容量はドンペリ8本分の6000mlとなっています。なんと1本で6リットル…!ここまでくると一人で持つのすら大変で数人で抱えるレベルです。
筆者も1度だけ空けるところに立ち合いましたが、とりあえず量がすごい。全く無くならない。とりあえず重い。 とにかく存在感抜群のシャンパンです。
こちらも、製造年がとても古い上に数が少ないため、とても希少価値が高く、価格も通常のドンペリとは比べ物にならないほどです。
どこかに存在している情報をキャッチしたら、実際目にしてみるとその凄さがわかるはずです。
アルコール度数:12.5%
ドンペリニヨンは世界各国の有名なアーティストやミュージシャンなどとコラボしています。レディー・ガガ、レニー・クラヴィッツなど、世界的に有名な方の限定ボトルも発売されました。
日本人では2020年東京オリンピックで聖火リレーのトーチのデザインを担当したことでも知られる吉岡徳仁さんとのコラボもしていました。
今までドンペリに興味が無かった方も、自分の好きなアーティストやミュージシャンとコラボすることがあれば、それをきっかけに手に取ってみるのもいいかもしれませんね。
ドンペリは高い、というイメージだけが先行してしまいがちですが、何故高いのかという理由を知れば納得がいくのではないでしょうか。
また、他のワインと同じようにドンペリにも当たり年はあるのか…というのが気になる方もいらっしゃることでしょう。
ドンペリはブドウの質にこだわりぬいて製造している為、質が悪い時がありません。ですので、どの年のドンペリも上質なものになっています。ですが、そんなドンペリ中でも、この年のものは本当にすごいというものもあります。
1996年、2002年…等が有名ではないでしょうか。その年度のものは市場価格も少し高い傾向にあります。自分好みのあなただけの当たり年を見つけてみるのも良いかもしれませんね!
ドンペリを飲むときは、冷蔵庫でキンキンに冷えたものでなく、少し置いてから飲む方が香りが立って美味しくいただけるためおすすめです。
今回は有名な高級シャンパン、ドンペリニヨンをご紹介させていただきました。次回はどんなお酒かお楽しみに♪